批評特集 歌集紹介
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佐田 公子 歌集 『夢さへ蒼し』
いりの舎刊(令和2年12月) 新輯覇王樹叢書第230篇
◇帯文
長男と夫が確かに生きていた、その帰らぬ日々。
取り返したくとも二度と戻ってこない時間。
夢のような時は限りなく蒼い。
ーー東日本大震災からまもなく10年。不確かな大地
を踏みしめ必死に生きてきた人々、その悲しみには比
べものにならない身辺であるが、その同じ大地に立っ
ているという思いを深くする。
- 『方丈記』書きしはわれの齢より長明若しと気づく雪の夜
- 家々の庭木に掛かるTシャツを着るべき子らを帰せ! 荒海
- いづこからくる哀しみか やまとうた
二上山 の夢さへ蒼し - 山茶花の一枝挿せば一人なるわが部屋
内 に君の香のせり - 満開の社の桜を見上げたり 君とわれとの
永久 さくら
著者自選5首
